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石間 泰彦(いしま やすひこ) - 京扇子 華工房 - |
手作りにこだわり続ける京都の職人が、絵付け師にいたる経緯は・・・
昔から花が好きで、近くにはお気に入りの場所があります。
季節の変わり目に四季折々の花を見ていると、つい描きたくなります。
私は2001年に「自分の腕一つで、手描きにたずさわる仕事を本職として行く!」日々、この熱意が強くなり会社を退職しました。 悩んだ末に家内の推薦もあり、京都の伝統でもある絵付け師として京扇子職人の道に入ることになりました。幸いにも、京友禅伝統工芸士の教えもいただくことができましたので大変な励みとなりました。職人として自立するには時間がかかりましたが、表現が難しい「舞扇子」を描けたことで自信を持つ事ができました。
花の絵柄を中心に描いていましたので「花」のイメージから工房の名前を「華工房」としています。 |
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| 石間氏がペットの絵柄で作品を作ろうと思ったきっかけは? |
扇子は、春と夏場が中心に売れますが、秋と冬には一服します。
家内の提案で「ペットの写真を扇子に手描きすれば喜ばれるのでは」この一言がきっかけで
ご近所から頼まれ描き始めました。
妥協ができない性分で、いざ描いて見ると大変な日数をついやしました。
「犬と猫は、だれからも愛されている」
「飼い主さんから親愛なる愛情をそそがれている」
「ペットも飼い主さんから愛されているから、いい表情をしている」
それからですね。ペットの画像を扇子に描いていこうと決心しました。
毛先の1本、1本にも気をくばり描いています。 |
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| 石間氏の作品におけるこだわりは? |
「私の手で描く」
手で描くことに、一番のこだわりを持っています。
扇子は京都の伝統的工芸品の多くが、分業でつくられています。
「八十七回職人の手を通る」と言われ、いろんな職人さんが分担してつくられています。
その扇面(地紙)の表面や裏面にも(実際には三枚の皮紙→芯紙←皮紙が合わさっています)
描いています。 今では、簡単にカラープリンターを使用して印刷することはできますが、
目を通して伝わる手先の筆使いや、色彩に気をくばり描く扇子には、ことさら思い入れがあります。
「気候にも影響されます」
四季を通して一年中描くわけですから、気温・湿度に影響されることもあります。
特に夏場に風が入ると、すぐに乾燥しますので注意しています。
家の中でも、室内と廊下の温度差でさえ、乾燥時間が変わります。
気候の良い日には、周囲の物音すら入りません。
精神をとぎすまし没頭しているときには、つい時間の経過も忘れてしまいます。
「筆にも影響されます」
繊細(せんさい)な筆使いを必要とします。
市販されている中で一番使いやすいのは「鼬(イタチ)」の毛で作られた、毛先が非常に細い
「面相筆」を使用しています。
面相筆は自分が描き終わらせたい箇所に、筆の先端(終端)を一致させることができます。
自分の手先の感覚が筆に伝えられることができ、非常に重宝しています。
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動物を描く上で注意をはらう箇所は
いくつもあります。
毛並み、毛色・・・そして人間と同様に
「目」「鼻」「口」「耳」と細部にわたり
集中する必要があります。
写真から動物は、今何を思っているのか?
小さな子供と同じで、撮られている事を知りません。ですから、表情から感じ取れるイメージが理解出来るまでは手が進みません。
体調がすぐれていない時にも描けません。
1枚描くのに3日〜4日は気が抜けないそうです。 |
得意の花以外にも、かわいい金魚があります。「色と色との明暗」や「すう〜っと、薄れていく感じ」これを出すのは、これまでに何枚も描かれていますが、1枚・1枚微妙に違うそうです。
「まったく同じ絵にはならない」
と言うのが、手描きゆえの醍醐味でしょうか。
これも石間氏のオリジナル作品のひとつです。 |
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オリジナル作品では、1ポイントのこだわりを描いています。
愛犬や愛猫のペットには、描かれていませんが
花などを中心とした絵柄を表面に描いたあと
「扇子の裏面」にも、表面で描かれた絵柄の1ポイントが描かれています。
裏面には一般的に絵は描かれないようです。
手作業だからこそできる
真心のこもった心遣いではないでしょうか。
※オリジナル扇子も後日、掲載させていただきます。
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| 石間氏からのメッセージや今後の展望は? |
扇子はかつて、今以上に人生の節目、節目にもちいられていました。
今でも「七五三」・「結納」・「婚礼」「上棟式」・「還暦」・「古希」などで使用されています。
飼い主さんからのご依頼があった場合には、「ペットの節目」だと思っています。
人間も動物もお互いを愛し、愛され生活しています。
この仕事にたずさわり、動物を大切にされているお客様からのご依頼に恥じぬよう、
真心を込めて手描きさせていただこうと思っています。
「犬」と「猫」以外にもご依頼があれば描いていますが、
人間の顔と同様に動物の顔の表情も一匹・一匹、微妙に異なります。
表情が描ける動物には、腕を試して行こうと考えています。
うさぎ・ハムスター・鳥などは描いたことはありますが、蛇などは・・・ちょっと苦手です。
ご勘弁下さい。 |
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| 犬・猫以外のご依頼は、お問い合せからご連絡下さい。 |
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【プロフィール】 |
| 2004年 3月 |
京扇子 華工房を創業。 |
| 2005年10月 |
ABCテレビの人気番組「人生の楽園」に出演。 |
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現在、ギャラリーに出品、小中学校での絵付け体験で
活躍されています。 |
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絵付け体験 |
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| 石間氏作品のご紹介 |
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