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アトリエ倫(とも) 山口 倫由(やまぐち ともよし)
 

手描き京友禅作家 山口 倫由(やまぐち ともよし)

手作りにこだわり続ける作家の経歴は・・・

山口氏は、幼い頃より絵を描くのが好きで、中学生の頃は洋画家にデッサンを習ってました。

職として1978年に染織業界に入り7年半後の1985年秋に会社から作家工房へ移りました。 その後、1993年に独立自営を始め現在に至っています。2005年に「アトリエ倫(とも)」を立ち上げる以前の作品は、著作権の事もあり記載は控えさせていただきます。

山口氏が作品を作ろうと思ったきっかけは?

私のコンセプトは「いいものを気軽に身につけてほしい」
「持てるものを普通に買える金額で提供しよう」というものでした。

着物の価格からすれば矛盾しているかもしれませんが、今の時代は価格なんてとっくに破壊されています。なんでも海外で作ってしまって、本当の良さを忘れてしまっているからこそ、こういう仕事が必要なのだと感じています。

トートバッグにしろ、元々の仕入れ値の単価が何万円もするものだったら、売値はいくらになるのでしょうか?・・・5〜6万と高価なものを、一般の人が普通に気軽に買えるのだろうかと考えてしまいます。(一部、ブランド愛好家の方々は別にしての話です)

Tシャツやバッグの素材は、あえて、高級品を使用せず、みずから選び抜いた「品質も良く」・「肌触りも良く」・「価格も手ごろ」と、一般的に『これは良い製品』と判断した生地を選んでいます。この生地に、全神経を集中させお洒落な作品に仕上げています。

基本的には、着物を描く工程とまったく一緒で、おおまかな作業は下記となります。

創作中の山口氏と作業工程
創作中の山口氏と作業工程
山口氏の作品におけるこだわりは?
「着物をまとう感覚へ」
着物をまとう感じで裏面の肩より全面へ絵柄が続いています。
着物制作30年以上の経験は
やはり体にしみこんでいます。

京友禅の柄を着物に手描きする技術や感覚は、
自身が経験した長い歳月の中で全てからだの一部としてとけ込んでいます。

この技は職人としても自信を持っています。作品とすれば「着物をまとう感覚」を感じさせる絵柄や、ドラゴンはプリント柄では珍しくもないので、どこか違いが必要になり、ボカシを多用し、できるだけ「絵」に近いものにしています。

店長が工房を訪ね、山口氏を取材させていただいた時の事です。Tシャツを前に筆を持ち、一呼吸をついた後、時が止まるかのように・・・「絵柄や配色を体が覚えているのでしょうね!」思わず、みとれ、息をこらえてしまいました。手仕事に感動です!

「女性向けに限定」
レディース向けのTシャツは着丈・袖丈が若干短く肩のラインが下げてあります。
女性向けだけにアイテムを限定してもよろしいでしょう。

Tシャツの生地にはメンズ・レディース共に一般に着用されているノーマルタイプがあります。

さらに、女性が着用した時にラインが美しく見えるレディース向けのTシャツにも注目しました。この「女性向け」のTシャツタイプも生地から選択できるように考え、お客様のお好みで色も決定できるようにアイテムを追加しました。レディース向けには「スワロフスキー・ラインストーン」の装飾も加え、さりげない心配りを施しています。「女性の好みも考えて」あえて、アイテムを増やしました。

このように、女性の目線に立って創作していただける気配りに非常に感謝しています。

「アクセントも必要です」
絵画は「花」・「野鳥」・「ドラゴン」と『動き』にアクセントを待たせる事に気を配っています。
絵柄の中には自然と「動き」を感じていただけるようにしています。

Tシャツの生地に直接手描きする性質上、落ちないわけではありません。

工夫しているのは、顔料に耐ドライ性の樹脂を加えることで、かなり洗濯には強いものになります。シャツの色自体が退色して多少の変化はあれども絵はほとんど変りません。また、樹脂というのは高温のアイロンで接着され強度もかなり上がるといってプリント物、のように固くてゴワゴワしないように仕上げる技術も必要となります。図案や色彩にも自然を感じられるように描くことに注意しています。

描く時には、作家の個性が特に出ます。絵画は「花」・「野鳥」・「ドラゴン」と他の京友禅作家では特に描くことのない『動き』にアクセントを待たせる事に気を配っています。

山口氏からのメッセージや今後の展望は?

作品を創作するにあたり「自分が欲しいと思わないようなものは人もいらないだろうな」というのが、正直な話で・・・

年齢を重ねても、まだまだ試行錯誤が続いています。作った作品を通じて感謝されたり、受け入れられたときには大きな喜びになります。着物にしてもシャツにしても、着ていただく方々からの喜びの声は非常に嬉しいものです。またオーダーされた方にピッタリ合うものが出来れば、なにより大きな自信となってつながってゆきます。根本というのはあくまで作品にこだわるのではなく「着ていただく方々が主役」であるということです。

着物業界に長くたずさわり、着物関係と言うだけで、どうしても高級ブランドのイメージがあります。一部の好きな方だけが着物を愛好していても、文化として残っているとは思えません。本当の意味で文化を残していくのであれば、もっと誰もが関心を持てるような機会を提供していくしかないでしょうね。

カジュアルな素地や、インパクトのある絵画にもチャレンジしてゆきます。
カジュアルな素地や、インパクトのある絵画にもチャレンジしてゆきます。
山口氏の作品例
 
山口氏の作品例(Gパン・Gジャン)
 

ジーンズなども手がけていますが、
サイズや型があまりにも多いため「持ち込み」を中心に製作しています。

但し、新たに絵画の構想から色彩の決定などを考えますと、膨大な時間やコストがかかる事になります。ホームページ上で掲載しています絵柄であれば、描ける寸法の規制も考慮しまして手描きさせていただきます。但し、ご希望の絵柄を全て描ける訳ではございませんので、事前にご連絡をいただけると助かります。

ご依頼等がございましたら、何なりと「お問い合せ」からご連絡ください。

お問い合せ
プロフィール
1978年4月 染織業界に入る
1985年9月 作家工房へ移る
1993年4月 独立自営にて呉服全般の制作をおこなう
2005年4月 アトリエ倫を開設
2008年4月 着物の和柄をTシャツやバッグで表現する創作活動を開始
現在、自宅工房にて創作活動に専念されています。
音学歴38年、バンド歴35年、現在「Welcome」と「Something」でライブ活動中です。
山口氏ライブ活動のブログも公開中です。
メディア掲載一覧
  取引関係先における著作権の事もあり、現在は控えさせて
いただきます
   
   
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